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自分で、自分の作品を壊す屈辱感

執筆者の写真: idoleventmisap88idoleventmisap88

「最悪だ…」


2024年9月21日(土)13:00過ぎ。


『東京ドルイベ』本番、真っ最中。


新潟の星野アイこと、美結と一緒に

『可愛くてごめん』をステージで歌いながら、

私は心の何処かで、そんなことばかり考えていた。


正直、午前中の

ゲネプロの頃から焦りは募っていた。


【全然、喉が開かない】

 


本当に、自分でも引くほど

身体が言うことを聞かず、

思うように声が出なかった。


思えば、前日の夕方に

新宿のカラオケでふきプロと初対面した時にも

恥を忍ばず「もっと練習したい」と言えば良かった。


いや、そもそも、

思い付きでデジタルパンフなど作らず、

もっと歌に集中すれば良かったのかもしれない。



当日朝、

全員がほぼ初対面のゲネプロはバタバタで、

撮影チーム、カメラマンさん、会場さんへの挨拶。


ゲネプロも時間を押してスタートし、

ろくな確認事項も確認しきれぬまま、

メンバーの一人一人を見ることもできぬまま、

開場、開演の時間となった。


(写真1枚目は、開場前、

必死で横隔膜をどうにかしようとする私😇)



皮肉なもので、

喋ることは昔から比較的得意だったため、


MCは、脳内でざっくり大枠を考え、

前日から3回ほど軽く流し、

キーワードを拾って、メモをしただけで、

自分の口がするすると喋ってくれた。


 

アイドルとして覚醒した美結の姿に圧倒されて、

一曲目から思わず泣いてしまったり、


皆のキラキラする姿と

会場の皆様の温かい空気に触れながら、

楽しく推し活とMCをしていたものの


『サインはB』で、急に我に返る。


「もう、次だ」

 


緊張で、急に歯切れの悪くなったMCを

やや不自然な形でふきプロにパスし、

着替えに向かった。


焦りのせいで、着替えにすら時間が掛かる中、

時間を稼いでくれたメンバーには本当に感謝🙏🏻💗✨



「え、P歌うの?」

「こんな服着て、恥ずかしくない?」

「ここにいる方たちは、メンバーのファン」


「Pが一番歌下手じゃね?」

「何で、乗るって言ったんだろう」

「親なんか呼ばなければ良かった…」


「違う。こんなんじゃない」

「ここはもっと…」

「あの時は、こう…」


ぜーんぶ、自分の思考の声にやられた。


アーカイブを観ても、

全部その時の自分の思考の声が表情に残っていて、

とても観るに耐えられなかった。



終演後、色々な方から

「お疲れ様」「おめでとう」

と言っていただけても、


その言葉を

真っ直ぐに受け取ることなんてできなかった。


昔から絵を描くことや字を書くこと、

音楽に触れることが好きで、


自分を否定されるよりも、

作品を否定される方が辛い人間だったのに、


自分の手で、自分の作品を台無しにした。


その屈辱感と絶望感が凄すぎて、

『燃え尽き症候群』になんて、

なれるはずがなかった。


だって、燃え尽きられなかったんだから。



でも、この間のふきプロの投稿を見て、

少しだけ心が救われた。


そうだ。


メンバーが集まってくれたことが、

そもそも奇跡だ。


信じて、付いてきてくれたことも。


沢山の方が力を貸してくださったことも。


メンバーにファンが増えていったことも。


怒涛のスケジュールの中、

どうにかイベントを形にできたことも。


 

顔出しも、インスタライブも、

発信もほとんどしたことがないメンバーの

先陣を切って行動のきっかけをつくり、


投稿をしたり、ライブをしたり、歌ったり…


それだけでも、何か力になれたのかなって。



メンバー経由で

ドルイベを知ってくださる方が増え、


『プロデューサー』としての役割を

求められるようなお声をいただく中で、


どんどん自分が型や世間体にはまって、

三次元に墜ちていった。


身近で力を借りた人との

『ドルイベ』に対する方向感やイメージの違い、

コミュニケーション不足から


ベクトルにも迷いが出て、

いつの間にかエネルギーも失速していた。

 


7月以降、何度も立て直そうとしても、

立て直し切れなかった。


 

だから、次はしっかりとベクトルを定め、

『複数人』というエネルギーの特性も踏まえ、


今回のイベントを通して得た教訓を活かして、


当日のエネルギー爆発や不可抗力は想定しつつも、

『やり切った』と思えるイベントを創れるように。



決して、個人としての表現を辞めるわけではない。


自身が作品の一部となるために、

必要な条件や環境が分かったからこそ。


『大阪ドルイベ』は、

完璧主義でこだわりの強い私が、

自分が愛せるステージを創れるように、


外の視点として、存分に自分を活かしていく。

 


まだまだ個人的に書きたいことはあるけれど、

残りは、私の個人サイトに書くことにします笑


ここまで読んでくださったあなた、

ありがとうございます🙏🏻💗✨


自分の気持ちの整理が付いたので、

次からは、推し活投稿楽しみます😎❤️‍🔥✨

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