「最悪だ…」
2024年9月21日(土)13:00過ぎ。
『東京ドルイベ』本番、真っ最中。
新潟の星野アイこと、美結と一緒に
『可愛くてごめん』をステージで歌いながら、
私は心の何処かで、そんなことばかり考えていた。
正直、午前中の
ゲネプロの頃から焦りは募っていた。
【全然、喉が開かない】
本当に、自分でも引くほど
身体が言うことを聞かず、
思うように声が出なかった。
思えば、前日の夕方に
新宿のカラオケでふきプロと初対面した時にも
恥を忍ばず「もっと練習したい」と言えば良かった。
いや、そもそも、
思い付きでデジタルパンフなど作らず、
もっと歌に集中すれば良かったのかもしれない。
*
当日朝、
全員がほぼ初対面のゲネプロはバタバタで、
撮影チーム、カメラマンさん、会場さんへの挨拶。
ゲネプロも時間を押してスタートし、
ろくな確認事項も確認しきれぬまま、
メンバーの一人一人を見ることもできぬまま、
開場、開演の時間となった。
(写真1枚目は、開場前、
必死で横隔膜をどうにかしようとする私😇)
*
皮肉なもので、
喋ることは昔から比較的得意だったため、
MCは、脳内でざっくり大枠を考え、
前日から3回ほど軽く流し、
キーワードを拾って、メモをしただけで、
自分の口がするすると喋ってくれた。
アイドルとして覚醒した美結の姿に圧倒されて、
一曲目から思わず泣いてしまったり、
皆のキラキラする姿と
会場の皆様の温かい空気に触れながら、
楽しく推し活とMCをしていたものの
『サインはB』で、急に我に返る。
「もう、次だ」
緊張で、急に歯切れの悪くなったMCを
やや不自然な形でふきプロにパスし、
着替えに向かった。
焦りのせいで、着替えにすら時間が掛かる中、
時間を稼いでくれたメンバーには本当に感謝🙏🏻💗✨
*
「え、P歌うの?」
「こんな服着て、恥ずかしくない?」
「ここにいる方たちは、メンバーのファン」
「Pが一番歌下手じゃね?」
「何で、乗るって言ったんだろう」
「親なんか呼ばなければ良かった…」
「違う。こんなんじゃない」
「ここはもっと…」
「あの時は、こう…」
ぜーんぶ、自分の思考の声にやられた。
アーカイブを観ても、
全部その時の自分の思考の声が表情に残っていて、
とても観るに耐えられなかった。
*
終演後、色々な方から
「お疲れ様」「おめでとう」
と言っていただけても、
その言葉を
真っ直ぐに受け取ることなんてできなかった。
昔から絵を描くことや字を書くこと、
音楽に触れることが好きで、
自分を否定されるよりも、
作品を否定される方が辛い人間だったのに、
自分の手で、自分の作品を台無しにした。
その屈辱感と絶望感が凄すぎて、
『燃え尽き症候群』になんて、
なれるはずがなかった。
だって、燃え尽きられなかったんだから。
*
でも、この間のふきプロの投稿を見て、
少しだけ心が救われた。
そうだ。
メンバーが集まってくれたことが、
そもそも奇跡だ。
信じて、付いてきてくれたことも。
沢山の方が力を貸してくださったことも。
メンバーにファンが増えていったことも。
怒涛のスケジュールの中、
どうにかイベントを形にできたことも。
顔出しも、インスタライブも、
発信もほとんどしたことがないメンバーの
先陣を切って行動のきっかけをつくり、
投稿をしたり、ライブをしたり、歌ったり…
それだけでも、何か力になれたのかなって。
*
メンバー経由で
ドルイベを知ってくださる方が増え、
『プロデューサー』としての役割を
求められるようなお声をいただく中で、
どんどん自分が型や世間体にはまって、
三次元に墜ちていった。
身近で力を借りた人との
『ドルイベ』に対する方向感やイメージの違い、
コミュニケーション不足から
ベクトルにも迷いが出て、
いつの間にかエネルギーも失速していた。
7月以降、何度も立て直そうとしても、
立て直し切れなかった。
だから、次はしっかりとベクトルを定め、
『複数人』というエネルギーの特性も踏まえ、
今回のイベントを通して得た教訓を活かして、
当日のエネルギー爆発や不可抗力は想定しつつも、
『やり切った』と思えるイベントを創れるように。
*
決して、個人としての表現を辞めるわけではない。
自身が作品の一部となるために、
必要な条件や環境が分かったからこそ。
『大阪ドルイベ』は、
完璧主義でこだわりの強い私が、
自分が愛せるステージを創れるように、
外の視点として、存分に自分を活かしていく。
まだまだ個人的に書きたいことはあるけれど、
残りは、私の個人サイトに書くことにします笑
ここまで読んでくださったあなた、
ありがとうございます🙏🏻💗✨
自分の気持ちの整理が付いたので、
次からは、推し活投稿楽しみます😎❤️🔥✨
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